写真は、仁江海岸に林立する稲架(イナハザ) 実りの秋です。塩田村のある仁江海岸にも刈り取られた稲がハザに架けられていました。 海岸に架けると風当たりがよく乾きが早いのです。機械の時代に昔のままの手仕事。 天日と風の力がおいしい米を作る。揚げ浜の塩と共通するところです。 能登の外浦地域はお祭りシーズン本番です。来月12日は、ここ仁江町の祭礼。集落の人々は キリコを出して豊作を神に感謝します。キリコは神輿の渡御にお供をして、集落内を巡行し、 夜中まで年に一度の祭りを楽しみます。稲ハザから稲が下され、新米が出来る頃、近くの集落でも次々と祭礼が行われる。外浦の祭りが終わると、厳しい冬の足音が聞こえてくる。