月曜日, 3月 16

桶に写る春の景色


何気ない景色ですが、能登の色とでもいいましょうか。
塩田に必要な桶。
冬の間、このように水を貯めて、桶が壊れないようにしています。
何度も何回も何年も、時間をかけて、じっくりと作っていく揚げ浜塩。
もうそろそろ春になれば、この塩田に浜士の姿が、見えてくることでしょう。


月曜日, 3月 9

茅葺屋根の吹き替え






ずっと大事に使ってきた茅葺の釜屋
取り外していく中に、今までの歴史の重みが出ています。
作業工程の中で、最後に一番大事なところだからこそ、見学者も眺めては感心して帰っています。
外の景色もやっと春めいてきています。
茅の吹き替えは、まさに結ひの精神で、出来あがっていきます。
時間の掛る作業ですが、出来あがって釜屋に火が入ると、今年より塩田村の新しい歴史を刻むことでしょう。


日曜日, 3月 1

三月より奥能登塩田村がより大きく飛躍します







今月よりいろんな意味で、変革の時が来ています。
今まで、歴史の中で珠洲市の中核の産業として成り立ってきた「揚げ浜塩」の生産地として、新たに生まれ変わろうと努力して参りました。
そうやって、考えると能登で作れる生産物の中で、もっとも重要な所を担うことは、言うまでもありません。
食の安全が問われる現在、奥能登でしっかりと厳選された環境と工場で生産されている塩は、偽装などとは無縁のものであります。
夏になれば、子供たちや大人たちの体験学習もあり、能登の気持のいい天気で、健康に楽しめる事が出来ます。
また、この地域では海での釣りやハイキングなど、さまざまに都会にもなく日本の中でも見て感じとれないほどの自然の深みがあります。
山に行けば深く、山から海へも近く、まさに山海陸が共存して生きているのが、能登ノ國でもあります。
奥能登は、塩の文化が古く過去より、ずっと長くいい時間を過ごしてきました。
しかし、高度経済成長後に工業化されたため、全国に簡単に出来る塩の工場が増えたために、手をかけて作る揚げ浜塩が衰退する結果となりました。
塩田村は、「手塩に掛けて」ということわざのように、まさに手を伝って生産しています。
是非、この奥能登に東海北陸道や能登空港などを使って、お越し下されれば幸いと思っております。

水曜日, 1月 14

揚げ浜塩の釜焚き 





今日は、注文の都合もあって塩の釜焚きをしました。

火の勢いもよく、煤が入らない様に今晩は釜から、揚げ浜塩を上げます。

この作業は、本当に気を使う作業で、製品の塩にススが混入すると、味わい深さが変わってしまうので、緊張し神経を払います。

浜士の登谷さんが、メインで行いますが、これ自体は長年の経験がモノをいいます。
こうして、揚げ浜式の製塩技術がどれだけすごいかが、わかります。

目の前で見ていると、塩の匂い、焚き上げの緊張感、釜の音など、五感で感じれる非常にいい体験ができます。

こんな冬の日でも、塩田村は作業をしています。
本日、国連連合大学高等研究所 あん・まくどなるどさんと研究員の方、二名が来館されました。

とても、風が強く海も横流しの状態でしたが、熱心に研究して帰られました。

水曜日, 1月 7

ロッテリアに能登の風



今朝の新聞に掲載されました。
揚げ浜式が認知度を上げるきっかけとなる、いい記事と出来事が北國新聞に出ました。
これも、いろいろと能登のいい自然の環境下で作られたことが、広がる一方健康にもいいモノづくりのきっかけになれば最高のことでもあります。
珠洲の塩、そして能登の塩として、これからよりいい品質を追求し、成功させていきたいものです。


珠洲の粗塩が六日までに、ファストフード店を全国展開するロッテリア(東京)の首都圏の店舗で販売する新商品の調味料に採用された。「塩のうまみを追求して全国を探したら、珠洲の塩にたどり着いた」と同社は太鼓判を押しており、早ければ三月にも取り扱い店舗を全国に拡大する予定だ。大手チェーンでの使用が始まったことで「珠洲の塩」の認知度向上と需要拡大に弾みがつきそうだ。

 珠洲の粗塩が使われているのは、ロッテリアが昨年十一月から関東の五十二店舗で先行販売している新商品「産直まるごとポテト」。北海道産の旬のジャガイモを使用し、丸ごと一個のジャガイモを注文後に切り分けて、揚げるなど「とことんおいしさにこだわった」商品だという。

 そのため、塩も開発担当者が全国の産地をめぐり、「逸品」を探した。開発の過程で約五十種類の塩を試した結果、珠洲の粗塩が最もジャガイモに合うと判断した。同社は「丁寧に作られている。日本海の海水から精製しているため、天然のミネラル分も豊富で味にまろやかさがある」と評価した。

 新商品は提供する際に、ポテトに個別包装した塩約二グラムがつく。好みに合わせて塩味を加減できるよう、ポテトに塩をつけながら食べる。包装には「珠洲の海 一番釜」と記されており、販売店舗が増えれば、珠洲の塩の名が全国に広がることになる。

 六日、東京・東池袋のロッテリア池袋東口店で商品を注文した大学生の東亜里紗さん(18)は「初めて食べたけれど、普通の塩より癖がなく辛くない。また食べたい」と笑顔を見せた。

 珠洲の塩は、昨年五月に谷本正憲知事がドイツを訪問した際に持参し、羽咋市の神子原米などとともに現地で高い評価を受けた。

 ロッテリアに塩を納入する珠洲製塩(珠洲市)の門寺巧社長(60)は「珠洲の塩が持つうまみが認められたと思う。地域の人たちの協力を得て製造できているもので、珠洲の海の恵みに感謝したい」と話している。


記事掲載URL

http://www.hokkoku.co.jp/news/HT20090107401.htm



火曜日, 1月 6

新年明けましておめでとうございます  




新年明けましておめでとうございます

道の駅 すず塩田村は、正月も休まずに営業、開館しております

このような環境下で、珠洲の揚げ浜式の塩が厳選され、製造されております

来館の際には、無料で製造工程のビデオなど上映されておりますし、何かありましたら受付の案内係までお申し付けくださいませ

本年より、体験学習、研究など様々な分野での発信を企画しております

何卒、よろしくお願い申し上げます

また、お電話での塩の注文も受け付けしておりますので、御面倒でもお掛け下されば、能登の随一でもある揚げ浜式の塩を直送にてお届けいたしております

奥能登塩田村管理組合

 〒927-1325
  石川県珠洲市仁江町1字12-1
  電話 (0768)87-2040
  FAX (0768〉87-2032

金曜日, 12月 26

クリスマスの塩田村からの風景 




塩田村の塩田前にある海岸の風景です。

誰もが見ても怖いくらいの海の動きがあります。
でも、こんなん時こそシャッターチャンスがあり、いいシーンが収めることができます。
こんな日でも、来館者もあり、この写真を撮ったり、塩田村のロケーションを見てお帰りになっています。
やっぱり、都会の人にも見てもらいたい景色の一つです。
特に、この辺りは「海の華」が舞っています。
いい時間をゆっくりと過ごしてほしいものです。
塩田村の受付の女性にいろいろと質問してください。
きっと、この辺りの特有の方言交じりでお話ししてくださることでしょう。
この海のおかげで、新鮮で綺麗ないい揚げ浜の塩が出来ているのです。